世の中には、絶対に逆らってはいけない規律というものがある。


例えば、
絶対的権力者に逆らうなというゴシップみたいなものから、
法律のように絶対に従わないと痛い目見るような規範的なものまである。




それら全てにおいて、
守らなければいけないルールを守らないとその環境では生きていけない。
絶対的に強い人間に逆らうと食い物にされるとか、
絶対に恐いものには逆らわないとか、
同じ人間でも身の毛がよだつほどの生物がいることだってある。

物を売って相手が買う。

このシンプルな図式を人間は商売というものとして自分の金を儲ける価値として生業としている。
これができるからこそ家族さえも支えられる。



これがないといけないのだ。
どんなに非情だろうと、
それが儲けならばとやってしまう人さえもいるのだから、
人の世とは金が主体なのだ。